こんにちは、あけやすです。
今回は中国へ観光旅行に行かれる方に北京市のおすすめ観光スポット3選をご紹介していきます。
4000年に及ぶ歴史と広大な国土を持ち、世界遺産の宝庫でもある人気観光地、中国。
その首都北京には一度は見るべき観光地がたくさんあります。
北京は日本からの直行便があるのでアクセスも容易なうえに、市内に外国人も多いため治安も比較的安全ですので、安心して観光できます。
そこで今回は、北京市内にある古代施設でも交通の便が良く、満足度の高い観光スポットを中心におすすめ3選をご紹介していきます。
ぜひ足を運んでみてくださいね!
おすすめランキング3位!【景山公園】
中国の北京、故宮(紫禁城)の北にある、面積23万㎡、高さ44.6mの景山を中心にした公園です。
明代には「万寿山」と呼ばれ、清代に「景山」と改名されました。
金代にこの地に離宮が造営されたのが始まりで、元代には宮殿である延春閣が造られました。
明代に入って永楽帝が紫禁城を建設した際に、堀を掘って出た残土を利用して、5つの峰を持つ人工の山として築造されました。
紫禁城に邪気が侵入するのを阻止する目的で、“背山面水”という風水の考えに基づいて、宮殿の真北に山を築いたといわれています。
清朝の乾隆帝が5つの峰の上に「万春亭」をはじめとする、「観妙亭」、「周賞亭」、「輯芳亭」、「富攬亭」の5つの山亭を建てました。
明、清二代に渡って皇室庭園として栄えてきましたが、清朝滅亡後の1928年から公園として民衆にも開放され始めました。
2001年、中華人民共和国の全国重点文物保護単位に指定されました。
今でこそ北京市内にはたくさんの背の高い建物がありますが、清代まではこの景山公園が北京の中で最も高い地点だったそうです。
公園内のいろいろな設備や庭園も素晴らしいですが、一番のおすすめは頂上の万春亭から南に望める北京市内の景色、特に夕刻の夕日に照らされた故宮の様子はまさに絶景です。
山頂までは15分ほどかかりますが、写真や映像で見るのとはまた違った荘厳さがある景色ですので、ぜひ一度実際にご覧になってくださいね。
ただ、いつ行ってもこの万春亭は中国人、外国人の観光客でうめつくされていますので、忘れ物などにはくれぐれもお気をつけください。
平日でも土日でも地元の中国人が集まって、歌を歌ったり、踊りを踊ったり、太極拳をしたり、本当に自由に過ごしています。
人目とかを全く気にしない振る舞いは中国人独特の、日本では見られない光景ですので、こちらもぜひ一度ご覧になってください。
清代まではこの公園施設が皇室の関係者しか使えなかったことを考えると今は本当に恵まれた時代になったものだと実感できます。
アクセス
景山前街(「故宮」駅)、景山東街(「景山東門」駅)、景山西街(「西板橋」駅)の3ヶ所にそれぞれ門があります。
101、103、109、124、202、211、810、812、814、846路バスで「故宮」駅で下車してください。
58路、111路、124路、观光3线、夜2路バスで「景山東門」駅で下車してください。
5路、58路バスで「西板橋」駅で下車してください。
景山公園
住所:北京市西城区景山西街44号
開園時間:6時30分~21時
予算:大人 2元
おすすめランキング2位!【雍和宮】
中国北京にある保存状態が最も良く、北京で最大規模のチベット仏教ゲルク派の寺院です。
雍和宮の前身は「(清代の)康煕帝」が息子「雍正帝」のために1694年に建造した御殿で、即位前は「雍親王府」と呼ばれていました。
雍正帝の即位後,1725年に王府の半分が行宮として残されて,残り半分がチベット仏教寺院に改造されました。
同年に、その寺格も皇居宮殿に昇格し、名も「雍和宮」と改められました。
雍正帝の没後、チベット族やモンゴル族に対する融和策として、1744年に乾隆帝の命で雍和宮の全体がチベット仏教寺院として使用され始めました。
中国は無宗教というイメージがあると思いますが、それは中国政府の方針で、民衆の中には仏教を信仰している人も少なくないです。
そのためか、雍和宮はお参りする人々でいつも込み合っています。
特に、春節(旧暦のお正月)の時は参拝客で大変にぎわいます。
中国の仏教式のお祈りの仕方は、①置いてある台座に膝を付いて、②(日本の土下座のように)両手をついた後、③頭をたれて、④手のひらを上に向けます。
最初、中国式のお祈りの仕方を見た時は抵抗があったので、日本式の立ったままでおじぎをしたらめちゃくちゃ怒られました(泣)
雍和宮は影壁、牌坊、山門、天王殿、正殿、永佑殿、法輪殿、万福閣などが主な見どころです。
中でも万福閣に納められている高さ26m(地上18m、地下8m)、直径8mの木造の弥勒菩薩像はぜひ見に行ってください。
この像は第7世ダライラマが乾隆帝に献上したとされる白檀香木の一本木を彫り上げた、日本にはないタイプの憤怒の形相をした力強い菩薩像で、ギネスブックにも登録されています。
雍和宮の中は外の世界とはまた別の空間が存在していますので、中国の仏教観を肌で感じたい方は一度足を運んでみてください。
アクセス
北京地下鉄2号線、若しくは5号線に乗って、「雍和宮」駅で降りてください。
雍和宮
住所:北京市東城区雍和宮大街12号
電話:(010) 64044499
開園時間:9時~16時30分(4/1~10/31)、9時~16時(11/1~3/31)
予算:参拝料 25元
おすすめランキング1位!【頤和園】
中国北京市にある清朝西太后の離宮で知られる、世界で最も有名な古典庭園の一つです。
頤和園の起源は12世紀の金代の離宮跡とされ、明代には好山園と呼ばれていました。
1750年、清の乾隆帝(けんりゅうてい)が杭州の西湖を模倣して大規模な改築を行い、「清漪園(せいいえん)」と改称しました。
1860年、第二次アヘン戦争でイギリス・フランス連合軍により焼き払われますが、1888年西太后の命で夏の避暑地として再建され、「頤和園」と改名されます。
1900年、義和団事変で八カ国連合軍により再び破壊されますが、1903年、今の姿に修復されました。
総面積は290ヘクタール(東京ドームで例えるなら約62個分!!)で、中国現存の古代庭園としては最古で、最大規模のものであり、中国四大庭園のうちの一つでもあります。
1998年、「頤和園、北京の皇帝の庭園」の名称でユネスコの世界文化遺産に登録されました。
頤和園もネット上の写真で見る以上に、とにかく広いです。
現在は湖岸区、万寿山区、後山・後湖区、昆明湖区の5つのエリアに分かれています。
中央にある人口湖「昆明湖」を中心に100棟を超える建築物があちこちに立ち並んでいて、湖と色鮮やかな中国風建築のコラボレーションが美しい場所です。
園内の施設は見どころ満載で、昆明湖、万寿山、仏香閣、清晏舫、玉瀾堂、仁寿殿、十七孔橋、徳和園大戯院、蘇州街、長廊、後山サムイェ寺、西堤など、一日では見切れませんのでぜひ何度も足を運んでゆっくり見て回ってください。
頤和園は中央に昆明湖がありますので、夏に涼みに行くのは最高に気持ち良いです。
風水は故宮には劣りますが、こちらはゴロゴロ寝そべることのできる場所がたくさんありますので、英気を養うには最高の場所です。
冬には冬の風情があるのですが、昆明湖から吹き付ける風がめちゃくちゃ冷たいので、寒くて凍え死にそうになりますよ。(北京の冬は非常に寒いです)
日本の春秋にあたる陽気の良い日に行ってみると最高に癒されると思います♪
アクセス
「東宮門(宮殿区に近い正門)」、「西宮門」、「新建宮門(十七孔橋に近い南門)」、「北宮門(蘇州街に近い裏門)」の4つの門があります。
・「東宮門(宮殿区に近い正門)」から入場する場合:地下鉄4号線に乗り、「西苑駅」で降りて「C2出口」から出てください。または209、330、331、332、346、394、601、608、626、683、690、696、718番バスに乗って「頤和園」駅で降りてください。
・「西宮門」から入場する場合:469、539路バスに乗って「頤和園西門」駅で降りてください。
・「新建宮門(十七孔橋に近い南門)」から入場する場合: 74、374、437路バスに乗って「頤和園新建宮門」駅で降りてください。
・「北宮門(蘇州街に近い裏門)」から入場する場合:地下鉄4号線に乗り、「北宮門」駅で降りて「D出口」から出てください。 303、330、331、346、375、384、563、601、608、683、696、697、718、特5、特10路バスに乗って「頤和園北宮門」で降りてください。
頤和園
住所:北京市海淀区新建宮門路19号
電話:(010)62881144
開園時間:8時30分~17時(4/1~10/31)、9時~16時(11/1~3/31)
予算:大人 20~60元
まとめ
今回は中国北京市のおすすめ観光スポットについてお話していきました。
いかがだったでしょうか?
今回は私が過去行った事のある観光地をご紹介しましたが、北京市には他にもたくさんの観光地スポットがあります。
北京に行ってどこに観光に行こうか悩んでいる方は今回ご紹介した3つの観光地はどこもはずれはありませんので、お勧めします。
ぜひ、中国特有の歴史文化を堪能なさってください。
最後までご覧いただきありがとうございました!