こんにちは、あけやすです。
今回は中国へ観光旅行に行かれる方に北京市のおすすめ観光スポット3選をご紹介していきます。
4000年に及ぶ歴史と広大な国土を持ち、世界遺産の宝庫でもある人気観光地、中国。
その首都北京には世界遺産の中でも有名な観光地がいくつもあります。
北京は日本からの直行便があるのでアクセスも容易なうえに、市内に外国人も多いため治安も比較的安全ですので、安心して観光できます。
そこで今回は、北京市内及び郊外にある世界遺産の中でも交通の便が良く、満足度の高い観光スポットを中心におすすめ3選をご紹介していきます。
ぜひ足を運んでみてくださいね!
おすすめランキング3位!【天安門広場】
「天安門」とは、北京市東城区に位置する城門で、「故宮(紫禁城)」の第一門です。
明・清王朝時代は、法律や命令はこの門から公表され、出発、凱旋する軍隊が皇帝に謁見したりする場所でした。
1949年に開催された中華人民共和国の建国式典で、毛沢東が建国宣言をこの門の上で行ったことで、国章にもその姿が描かれるなど、いまでは中国の象徴の一つとなっています。
「天安門広場」とは天安門前にある、南北880m、東西500m、総面積44万m2の世界最大規模の広場です。
国家のシンボル的施設であり、国内外の観光客でごった返していますが、過去に2回「天安門事件」が起きた場所でもあるため、多くの警備兵が常駐しています。
広場の中央には「人民英雄記念碑」があり、北に「故宮(紫禁城)」、南に「毛主席記念堂」、東に「中国革命歴史博物館」、西には「人民大会堂」が建っています。
天安門の前に立ち、毛沢東の写真を見上げると「自分は中国に来たんだ!」と実感します(笑)
中国に行ったことはなくても、この天安門の写真を見たことがない人はいないでしょう。
天安門=中国、という図式が成り立つほど外国はもとより中国国内でも有名です。
最初、天安門を見た時は「さすが社会主義国家、やることが日本とは違う、すごいな……」、と思いました。
ここまではっきりと国(政府)が国民を支配しているというアピールをしている場所は他にはないと思います。
それでも、天安門はいつ行っても外国の観光客はもとより中国国内からの観光客でにぎわっており、多くの人がここで記念写真をとっています。
何だかんだ言っても中国人って愛国心が強い人が多いんですよね~
天安門の南にある天安門広場は開放感が半端ないです。
見どころも何もないただただ広いだけの広場なのですが、ここまで何もないと逆に気分がすごく爽快になります(笑)
天安門広場もいつも国内外の観光客でにぎわっており、外国人は総じて開放的な場所が好きなのかも、と思ったりします。
スカッと気分を晴らしたい方はぜひいらしてください。
加えて、広場の北部にある国旗掲揚台で1日2回、日の出と日の入りに行われる掲揚収容儀式は一見の価値があります。
儀仗隊による五星紅旗(中国国旗)の掲揚は非常に訓練されていて、まるでロボットダンスを見ているようですよ。
天安門広場へのアクセス
天安門広場も北京市中心部にありますので、タクシー、バス、地下鉄、どの交通機関を利用しても便利です。
ただし、朝・夕の渋滞時間帯は道路が非常に混みますので地下鉄を利用すると時間通りに移動できます。
天安門広場
住所:北京市東城区天安門広場
電話:(010)65118713
開園時間:日の出から~日の入りまで(「天気ネット」の「北京天安門昇旗時間」に掲載)
おすすめランキング2位!【故宮(紫禁城)】
故宮とは中国北京市にある明・清代の計490年間、24人の皇帝が居城とした世界最大の宮殿です。
元のクビライが大都に建設した宮殿跡に明の永楽帝が1406年から造営し、1421年に南京から北京へ都を遷してから、清朝滅亡まで宮殿として使われた歴史があります。
1912年の中華民国の成立以後,しだいに一般開放されるようになりました。
1961年に中国国務院より国家重要文化財に認定され、1987年に「北京と瀋陽の明・清朝の皇宮群」の名称でユネスコより世界遺産に登録されています。
故宮はとにかく広い!!!、この一言につきます。
故宮の全体像は、南北 約960m、東西約750m、城壁で囲まれた、敷地面積約72万m2の一区画で、周囲に幅52mの堀をめぐらしています。
故宮の北側にある景山公園に登ると上から故宮の全体を把握できるのですが、実際中に入って散策してみると広すぎて迷います。
今は携帯の地図アプリで位置確認ができるようになりましたが、液晶携帯が普及するまでは、故宮の地図が無いと建物の位置どころか、自分の位置さえも把握できませんでした。
城壁の四周にそれぞれ門がありますが、南の「午門」が正門として開放されていますので、入場する時はこの南門から入りましょう。
南側から入っていくと、午門の前に「天安門」があるのですが、外国人だけでなく、中国人の観光客さえもここでめっちゃ写真撮影しています(笑)
故宮内には980あまりの建物があり、一日ではとても見切れませんが、中心部に位置する「太和殿」だけは見ておいてください。
太和殿では明、清時代の皇帝の即位、結婚、元旦などの祝日の式典、詔書の頒布、出征の命令など重要な儀式が行われ、当時は中華世界の中心とされていました。
現存する中国最大の木造建築である太和殿ですが、規模だけでなく装飾の精巧さでも中国古代建築の中でトップクラスと言われており、まさに世界最大の宮殿・故宮の象徴的建造物です。
この故宮という場所は居心地の良さが半端ないです。
さすが中国の歴代皇帝が居住地として選んだ場所というべきか、風水が抜群に良いのでしょう。
北京市に住んで10年近く、引っ越しのために北京の東西南北のかなりの場所に行きました(見学した部屋は軽く1000を超えます)が、故宮内の空間が一番居心地良く感じましたね。
住めることなら故宮内に間借りしたかったです(笑)
普段の生活にお疲れの方は、ぜひ癒されにいらしてください。
故宮へのアクセス
故宮は北京市中心部にありますので、タクシー、バス、地下鉄、どの交通機関を利用しても便利です。
ただし、朝・夕の渋滞時間帯は道路が非常に混みますので地下鉄を利用すると時間通りに移動できます。
故宮(紫禁城)
住所:北京市東城区景山前街4号
電話:(010)85007420 / (8610)85007079
開園時間:8時30分~17時(4/1~10/31)、8時30分~16時30分(11/1~3/31)
おすすめランキング1位!【八達嶺長城(万里の長城)】
万里の長城(八達嶺長城)は中国の数ある古代遺跡の中でも一番のお勧め観光スポットです。
万里の長城とは中国北部にある古代の城壁の遺跡で、ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されています。
中国には他にも長城と呼ばれる城壁は存在しますが、万里の長城が歴史的にも規模的にも群を抜いて巨大です。
その巨大さから「宇宙から肉眼で見える唯一の建造物」とも言われたことがありましたが、実際には宇宙船「神舟5号」から“肉眼”では見えなかったらしいです(笑)
宇宙からは見えなくてもその巨大さは圧倒的で、東の「山海関」から西の「嘉峪関」まで総延長は6352km、日本列島を囲む距離に匹敵します。
八達嶺長城は入り口から右に進むと「女坂」、左に進むと「男坂」です。
「女坂」は勾配が緩やかなので、景色を楽しみながらゆっくり散策したい人は「女坂」がお勧めです。
「男坂」は勾配がきついところがありますので、女性や体力に自信がない人にはお勧めしません。
実際に八達嶺長城に登ってみれば分かりますが、周囲の山の上を長城が連綿と続いているのを見るのは圧巻の一言です。
長城に立って周りの景色を眺めていると人類の無限大の可能性を感じることができます。
現地では「不到長城非好漢(長城に行かぬは漢にあらず)」と言われているのですが、確かに長城に行ってから小さいことでくよくよ悩まなくなっていきました。
人としての器が一回り以上大きくなること間違いなしですので、海外旅行の際にはぜひ万里の長城(八達嶺長城)に足を運んでみてください。
最後に長城に行く際の注意事項をお伝えします。
長城を登る時に運動靴は必須です。
遠くから見るとなだらかに見えますが、実際に行ってみると勾配が思ったより急で「歩く」というより「登る」という感じです。
パンプスを脱いで歩いている外国人の女性をちらほら見かけました。
上着を持参しましょう。
長城は山の上にあるので思っているより寒いです。
夏以外は服を多めに着て、若しくは上着を持って行きましょう。
「思ったより寒いな~」と体を震わせながら、登っている人がけっこういました。
飲み物、軽食を持参しましょう。
飲み物などは現地で買うとけっこう高いです。
いわゆる観光地(ぼったくり)料金で売られていますので、飲み物や軽食を準備していきましょう。
八達嶺長城(万里の長城)へのアクセス方法は、
1. 現地ツアーに申し込む
2. 電車
3. バス
と3種類ありますが、中国語が話せなければ「1. 現地ツアー」に申し込むのがお勧めです。
多少費用はかかりますが、同じ方面にある明の十三陵と合わせて現地ツアーに申し込むのが確実です。
移動手段も準備してくれますし、トラブル時も対処してくれます。
八達嶺長城(万里の長城)
住所:北京市延慶県八達嶺特区
電話:(010)69121268
開園時間:6時30分~19時(4/1~10/31)、7時~18時(11/1~3/31)
まとめ
今回は中国北京市のおすすめ観光スポットについてお話していきました。
いかがだったでしょうか?
今回は私が過去行った事のある観光地をご紹介しましたが、北京市には他にもたくさんの観光地スポットがあります。
北京に行ってどこに観光に行こうか悩んでいる方は今回ご紹介した3つの観光地はどこもはずれはありませんので、お勧めします。
ぜひ、中国特有の歴史文化を堪能なさってください。
最後までご覧いただきありがとうございました!